みなさんは、Webサイトを作ろうと思った時、他社のWebサイトを参考にすることってよくありますよね？それは、我々制作会社でも同じです。もちろんデザイン丸パクリするとかいう話ではありません。お客様や会社のメンバーと「作りたい・目指したいwebサイト」の方向性を定めるために参考にすることは良くあります。
我々TechPRでは、日々Webサイトを見て企画・制作のための研究をしていこうと考えており、その成果としてブログで発信していきます。もちろん、「技術広報」をテーマとして活動していますので、今回は、「技術広報」として参考になるWebサイトを5件ピックアップしました。どのWebサイトも「イケてる」と思いますので、共感いただけたら嬉しいです。
目次
我々TechPRが考える「イケてる」技術広報Webサイトとは
タイトルにもありますが、ここでの「イケてる」とはどういった意味でしょうか。最初に、我々が考える「イケてる技術広報Webサイト」とはどのようなWebサイトのことかを簡単に説明しておきます。
独立したデザインのWebサイトである
技術広報サイトに限らず、組織やサービスによってWebサイトのデザインや構成は必ず変わってくるだろうという考えを持っています。少なくとも、技術広報という枠組みでコーポレートサイトなどとは違った位置付けでwebサイトを作るとしたら、他ページの複製のようなデザインではなく必ずオリジナリティが出てくると思います。
情報が整理されており、探しやすい
こちらも技術広報サイトに限った話ではないですが、情報をそのまま載せることだけがwebサイト作りではありません。目的に合わせて必要な項目や情報をきちんとページ分けし、TOPページからしっかり情報を探せることや、イメージを沸かせる素材の使い方・コンテンツ作りなどが大事になってくると考えます。
技術や組織のアップデートがわかる
意外とできていない技術広報サイトが多いなと感じるのがこの部分です。サイト運用していく側としては、大変手間かと思いますが、常に情報がアップデートされていることはwebサイトにおいて重要なことの一つです。対外向けのニュースリリースだけでなく、技術に関する論文や研究成果などが見れる状態にしておくことが一番の技術広報になると言っても過言ではないと考えます。
参考にしたい技術広報Webサイト
我々TechPRが考える「イケてる」を理解していただいたところで、TechPRおすすめの参考にしたい技術広報Webサイトを掲載しておきます。自社の技術広報を考える際の参考にしてみてはいかがでしょうか？
（1）mercari R4D
メルカリ社の研究開発組織のwebサイトです。
大学などとの共同研究情報や組織情報記事の欄が分けられており、最新情報を追いやすいです。英語切り替えもでき、グローバルな情報発信や採用を視野に入れていることが伺えます。
（2）パナソニック AI
パナソニックグループの人工知能研究開発組織のwebサイトです。
NEWS、BLOGの2つの更新コンテンツで組織の成果が見やすくなっています。シンプルな作りのTOPページなので、別ページへの導線がすごくわかりやすいです。
こちらのwebサイトは、弊社が制作担当いたしました。
https://tech-ai.panasonic.com/jp/
（3）SONY R&Dセンター
SONYの研究開発組織のwebサイトになります。
TOPページ最初の動画がユーザーの興味を惹きつけるようなカッコいい動画になっており、見入ってしまいます。画像を使ったボタン配置などが多く、ページ遷移後のイメージが沸くようなwebサイトになっています。TOPページ構成もシンプルでわかりやすいです。
https://www.sony.com/ja/SonyInfo/research/
（4）CyberAgent AI Lab
サイバーエージェント社のAI研究組織webサイトです。
紹介してきた他の技術広報サイトとは違い、TOPページがスクロールできません。かなり振り切った構成のTOPページに感じますが、詳しい情報がTOPページで見れないことで、なぜか上部のメニューを押したくなります。洗練されたwebサイトのように感じます。
（5）DeNA × AI
DeNAのAI研究開発組織のwebサイトです。
サイト全体でゲーム開発などのイメージがあるDeNAぽさを感じるデザインになっています。構成自体はシンプルですが、デザインでイメージや興味を惹きつけられる、他には真似できないwebサイトになっています。
まとめ
今回の記事では、イケてる技術広報webサイトをTechPR視点で紹介しました。
TechPRとしては、ただ単にカッコ良いデザインを作ります！というよりは、技術広報としての「webサイト」を持つ意味や、各社によって違う技術をどう見せるか、どうすれば伝わるかを考えながら、良いものを作れればと考えております。そのためにも、多くのwebサイトを見て、研究して、お客様に貢献できるようなインプットを続けれればと思います。
今回の記事も読んでいただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。