2022.9.9

技術広報サイト制作での落とし穴!依頼前の注意点や確認事項をリストアップ

今回の記事では、技術広報サイト制作だけに限りませんが、Webサイト制作を制作会社に依頼する際、制作が進行していく際に注意しておくことや確認事項についてまとめました。

初めて外注でWebサイト制作をお願いする方や、何回も制作をお願いしている方で依頼前の確認としても見やすいように、まずはリストを掲載し、その中から3つほどピックアップして詳しく解説したいと思います。

事前に確認しておくべき落とし穴リスト[8選]

(1)素材の使用権利

・制作のために撮影した写真や作成した画像素材などが他の用途に自由に使えるかどうか

(2)Webサイト自体の著作権

・Webサイトが完成後に自社で修正したり、あるいは他の制作会社に修正を依頼することができるかどうか
・通常制作代金を払っただけでは、著作権は発注者に移転しない

(3)制作範囲内でやれること

・何を相談して良いのか、制作範囲外の確認

(4)制作中の修正対応回数

・特に、デザイン制作時の修正対応回数。無限に修正するわけにはいかない
・日程での設定なのか、回数での設定なのか

(5)管理費の有無と対応内容

・制作後に管理費用は発生するのかどうか
・発生する場合の管理費内での対応内容を詳しく確認しておくべき

(6)納品対応(納品方法・環境の明記)

・データ納品なのか、サーバーへの環境設置までしっかり行ってくれるか事前に確認
・リニューアルなどの場合は、現環境に合わせて制作してくれるかどうかを事前に確認

(7)アフターケア(公開後の修正など)

・Webサイト公開後の修正に関して金額や対応範囲を事前に確認(管理費の有無と同様)
・制作後のコンテンツづくりやWeb運用の相談にも乗ってくれるかどうか

(8)制作以外の対応事項

・ドメインの移管や新規設定、メールサーバーの対応など、マルチに対応できるかどうか。気になることやWeb制作時に考えていることは事前に相談

「Webサイト自体の著作権について」簡単解説

ここからは、上記に挙げた「落とし穴リスト」より、特に重要なものを簡単に解説していきます。

まずはWebサイト自体の著作権についてです。

Webサイトが完成後に自社で修正したり、あるいは他の制作会社に修正を依頼することができるかどうか

これは意外と知られていなくて、弊社TechPR事業部にもよく相談を持ち掛けられるのですが、以前作ったWebサイトのサーバー管理を制作会社にお願いしている状況になっており、自分たちで自由に他のサイトを作ったりできないことがあります。

こういった状況の時には、webサイトのリニューアルの際や一部改修の場合に、他制作会社に頼みづらくなりますね。事前にこういった場合も想定し、制作会社選定基準に入れて良い事項だと思います。

毎月の管理費が発生している場合などによくあるケースです。

通常制作代金を払っただけでは、著作権は発注者に移転しない

覚えておくべき大事なことは、通常制作代金を払っただけでは、著作権は発注者に移転しないということです。自分の会社のWebサイトであっても、作成者である外部制作会社の持ち物になるということです。制作会社に著作権がありますので、勝手に作り替えれない、勝手に環境をいじれないのです。

こういった事象を回避するためにも、契約段階での契約書の記述や担当者への確認を入れておきましょう。

弊社TechPRでは、我々が制作したWebサイトやコンテンツの別利用、他社への別発注、サーバー環境の共有に制限はありません。そこに制限を設けることは、より良いものを作る上で要らないことだと考えているからです。

「制作範囲内でやれることについて」簡単解説

何を相談して良いのか、制作範囲外の確認

こちらも、お客様によく聞かれることの一つですが、「制作会社にどこまで、何をお願いできるかわからない」「一緒に企画から考えて欲しい」といった声をよく聞きます。実際にWebサイトを作る、といっても何から相談して良いかわかりませんよね。制作会社によっては、どんなものが作りたいか決まってからでないと相談できない場合も多いようです。

我々TechPRでは、相手のことをよく知らないと良いWebサイト、広報戦略は練れないと考えています。コンサルティングとまで言えるかはわかりませんが、制作前にお客様の会社についてのヒアリングやサービスについて理解し、Webサイト作りを1からサポートいたします。こちらは、制作範囲外の事前ヒアリング部分になりますが、制作する上では必須だと考えています。

他の制作会社ではこのような部分までサポートしていたり、相談に乗ってくれたりするかはわからないので、問い合わせ時に確認しておくことで制作会社選定の基準にもなるでしょう。

「アフターケア(公開後の修正など)」について簡単解説

Webサイト公開後の修正に関して金額や対応範囲を事前に確認(管理費の有無と同様)

Webサイトは作って終わりではありません。公開後も、こういう見せ方の方が良い、素材はこっちの方が良い!といった場合もあると思います。そういった場合の対応に関しても事前に確認しておきましょう。もし、少しの修正でも高額な金額が発生したり、対応に時間がかかるとサイト公開後に言われたら、お客様は泣き寝入りすることになりかねません。。。

制作後のコンテンツづくりやWeb運用の相談にも乗ってくれるかどうか

お客様によっては、Webを作ったは良いが、何をしたら良いかわからない。。。という方も多い印象です。どんな記事を作ったら良いか、運用って何をしたら良いのか。。。そういった場合にもWebサイトを作ってもらった会社に相談に乗ってもらえるかはかなり重要です。制作会社に相談できれば、そのままWebサイトを改修してもらえたり、場合によっては素材を作ってもらったり、運用ツールを紹介してもらったりすると思います。

弊社TechPRでは、Webサイト制作後の修正や運用のお手伝いなども行っています。場合によっては、定期的なMTG開催でその後のアクセス解析やコンテンツ作成代行までお手伝いさせていただきます。

まとめ

今回は、Web制作前に確認しておきたいことをリストアップし、簡単な解説を行いました。

制作業界だけでなく他の仕事でも言えることですが、要は過度な期待を持たない、持たせないことがお互いにとって重要で、しっかりとした事前の確認をしましょう。ということが今回言いたかったことです。

今回詳細に説明しなかった残りのリスト内容について詳細を聞きたい方は、弊社事業部までお問い合わせください。

それでは、また次の記事でお会いしましょう。